編集

かな入力上達のためのコツ

2024/03/01
むーなかの運指表

かな入力を早くするために僕が実践してきたことをここに簡単に記してみたいと思います。慣れてしまってから別のやり方に変えるのは難しいので、始める人はある程度よく考えてから、こう言う風に打とう!と決めて自分の練習を始めるようにしましょう。

最上段の打ち方、右手の小指の使い方を工夫する

かな入力では、必然的に右手の小指の担当範囲が大きくなりがちです。しかし、小指というのは本来動きが鈍く、力も弱いもの。この指にあまりたくさんの仕事を割り振るのは酷というものです。

よく、ホームポジションと指の担当範囲とかがお手本としてタイピングの時に提示されたりしています。

でもそれはあくまでも一例です。全部従う必要はありません。大抵、右手の小指の範囲が広すぎになってしまいます。僕は、はいずれも右手の薬指で押しています。これなら、最上段の右手小指の担当がだけになるので間違いにくくかつ押しにくくならないのでは、と思っています。何れにしても一つの指に仕事を割り当てすぎるのは遅くなるモトです。もちろん、すでに慣れている方法があってそれで十分速いのであればわざわざ変える必要性もないのですが、運指方法(指の動かし方)はネットで多くの人が様々に提唱しているので、ぜひ自分にとって最適なものを試してみて欲しいです。

ネットには運指表を作れる便利なサービスがあります。僕も運指表を作ってみました。この記事の先頭の画像がそれです。最上段は薬指と中指の量を増やし、小指の量を減らしています。また、はそのまま「せ」を打つ時には小指を少し上げるだけで済むので小指で打つのですが、「ぜ」を打つ時には小指を移動するのがなかなかスムーズにいかないため、を薬指で、を小指で打ちます。こうすると流れる様に打てるのです。こんな感じで場合により打つ指を変えるのもかな入力では必要なスキルだと思います。皆さんも自分の最適な指使いを見つけてください。

Shiftキーの打ち方を工夫する

Shiftは、左側の方がホームポジションから近くて押しやすくなっています。
普通、Shiftは文字キーを打つキーの反対の手で押すのですが、全て左のShiftしか使わない、という人も多いです。ただしこれだとあ行の小文字を打つのが難しくなります。なので僕はやっていません。

ただ、全て左のShiftとまで行かなくとも、「っ」は左Shift+で押す(もしくは左右どちらを使っても押せる)ようにするのがオススメです。
と言うのは、「ちょっと」とか「ショット」とか「リュック」とか打つに当たって、いちいちShiftを変えていたら、時間がかかるからです。
「ちょっと」と打ってみてください。左Shiftの後、右Shiftとするより、左Shiftを「押しっぱなしで」を打つ方が楽でしょう。

この、Shiftを「押しっぱなしにする」のは一つのポイントで、これを使いこなせるかどうかで速さはだいぶ変わってくると思いますね。例えば、「しゃりょう」と打つに当たっては、「ゃりょ」はずっとShiftを押しっぱなしで良いワケです。いちいちShiftを離さないのでスピードアップは確実です。

他にも、「かいしゃを」とか「じむしょを」とか打つとき、「ゃを」と「ょを」はShiftをいちいち離さずに打つこと。そうしないとタイムロスになります。 と、この様に、かな入力はShiftがたくさん出てくるので、上手に付き合うのがポイントになります。

ある程度カタマリで入力して、いちいちホームポジションに戻らない

タイピングの基本は、一文字打ったらすぐに元のホームポジションに戻ることだと言われています。ただ、せっかくかな入力をしていて早く打てる様になっていくのだから、早く打つための工夫を色々な所でしていった方がいいですよね。

打っている時に「てい」が文章中に出てきたら、一かたまりの感じで薬指と中指で、ホームポジションに戻らずに、「てい」と打った方がいいです。この文を打っていても、「なっています」とか、「変えていたら」とか出てきているんです。日本語の文を打っていたら「てい」には何度もお目にかかります。

他にも、「ねる」「める」「すい」「なに」あたりの並びは、覚えて一連の動作で打てる様にする事です。心配しなくともこれは練習しているうちに自然とできてくると思いますが、とにかくホームポジションから遠くまで出かけたら、そこで必要な文字を全て打ってから戻ってきた方が良いです!

かな入力と英字入力の切り替え方法を知っておく

僕はずっとMacを使っています。
Macは日本語と英語の切り替えを手元のかな英数で行います。Windowsでは、完全に日本語入力をオフにしたい場合には半角/全角を押して切り替えます。日本語入力をしたまま一時的に英字を打ちたい場合は英数を押します。

しかしこれだけでは全角の記号なんかが打てないし、いちいち切り替えるのが面倒な時もあります。
かな入力をしたまま、流れの中で少しだけ記号やアルファベットを出したい場合、直接入力をしているつもりで(もしくはローマ字入力をしているつもりで)打ってから、ショートカットで切り替えるという手が有ります。

具体的には、例えば「!」(びっくりマーク)を出すにあたって、まずは直接入力をしているつもりでShift+1を押す。すると「ぬ」が表示されます。ここでショートカットを使うとそれが「!」に変換されます。

ここではそのショートカットを紹介しておきます。もっと詳しく知りたい方は、紹介しているサイトがいくらでもあると思いますのでそちらを見るといいと思います。

Macの場合
打った文字を半角英数に変換→Ctrl+;
(半角カタカナを使っている人の場合、Ctrl+:)
打った文字を全角英数に変換→Ctrl+L
また、MacではOptionを押しながら文字キーを打つと、押している間だけ英数字が出てきてくれます。
かな入力中にOption+、つまりOption+1で1が出せますし、Option+Shift+1なら「!」が出ます。これはiPadにキーボードを繋いだ場合も同様です。iPadにキーボードを繋ぐと環境によってはUSキーボード認識になって日本語と直接入力の切り替えがうまくできない時があるのでこのOptionの技を知っていることは重要です。

Windowsの場合
打った文字を半角英数に変換→Ctrl+T
打った文字を全角英数に変換→Ctrl+P

Windowsで左のCtrlを押すときは、左手の小指の付け根で押すのがオススメです。そうするとCtrl+Tが押しやすいです。

ゲームで練習

ネットでできるタイピングサイトで初歩から練習できるやつがあるので、ひたすら練習ですね。

定番はこちらだと思います。かな入力の練習ができるサイトがそもそも少ないのですが、ここはばっちりできます。

インターネットでタイピング練習 イータイピング | e-typing かなタイピング

インターネットでタイピング練習 イータイピング | e-typing かなタイピング

ウェブ上で無料のかなタイピング練習ができます。基本からじっくり学びたい方、もう一度練習し直したい方、ぜひご利用ください。楽しくタイピング練習しませんか。

ちなみに、僕はe-typingの腕試しを5回やってみた所、201, 182, 186, 187, 173という成績でした。遅い…。今までの記載、説得力がなくなりますね…。

以上、かな入力上達のためのコツでした。何かのお役に立てば幸いです。