生まれて初めてのセブンズ国際大会
ずっと行きたかったセブンズの国際大会が大阪で行われました。アジアシリーズは今までずっと海外だったので簡単には行けませんでした。今回、11月18日から19日にかけて行ってきたので記事に書きます。自分がセブンズの日本代表の試合を見る様になってから国内の試合は初めて。東京五輪が有観客だったら行けたんだけどなあ。
前日の仕事で疲れすぎて土曜の朝は早く起きられず。残念ながら男女とも第一試合から見ることはできませんでした。大阪へは新幹線で向かいました。新大阪駅から会場のヨドコウ桜スタジアムが有る長居駅までは思ったよりも遠く、結局1時間弱はかかってしまったと思います。
最寄駅に入る時にわずかに車窓からスタジアムが見えましたが、観客入りの少なさに流石に少し驚きました。セブンズなので認知度は15人制よりも低いことは知ってはいましたが…。初日のバックスタンドの様子はこちらです。
なお、チケット代は二日間込みでセブンズ代表のジャージが付いて¥6830。やしぃ。安すぎ!これで綺麗な会場が借りられてこの客入りとなると…。警備体制やホスピタリティも簡素なものではありましたが、どこかから大量にお金が出ているということですよね。ラグビーの運営というのは難しいものであると考えさせられます。とにかく楽しみを提供してくれるスポンサーに感謝です。
まあでも自由に動けるのはいいです。日差しに応じて自由に座席を変えることができました。昔ラグビーを観に行った時は大体このくらいの感覚でしたし。着いた時点で男子はインドに50–0で勝利しており、女子はカザフスタンに43–0で勝利していました。セブンズでインドってあまり聞き馴染みがないんですよね。以前ならここにスリランカが入っていたと思うんですが勢力図も少しずつ変わってきている模様。インドもいずれ台頭してくるんですかね。アジアの女子ラグビーでカザフスタンは強い方ですが、日本代表との差は近年開いてきている印象。
ハイライトをJ SPORTSがYouTubeに上げてくれていました。
凄い人たちが沢山いる!
今までアジアラグビーセブンズシリーズで見たことのある選手達はもちろんのこと、代表のスタッフや元代表の人たちも沢山いました。選手との距離が近いのはセブンズの魅力です。声かけを何人かにしました。今までグイグイ話しかけて引かれた経験が沢山あるのでできるだけ簡潔に応援メッセージを好きな選手に伝えることを心がけました。今回はスコッドに入らなかった加納遼大選手やギャムさん(副島亀里ララボウラティアナラ選手)がいたので声をかけたらにこやかに応じてくれました。思うに選手のファンサービスはキャップ数に比例している様です(念のため。ラグビーで国代表の試合に出た回数のことです。15人制なら1試合出たら1キャップ、7人制の場合は、国際試合の大会に1回出たら1キャップ増えます。ラグビーの試合に出た選手に帽子🧢をプレゼントした風習から。流石に現在は毎回帽子をあげるわけではないでしょうが、現在も1キャップ獲得した選手にキャップ授与式があったりします。)。加納選手とギャムさんそれぞれリンクを貼っておきます。応じてくれた2人に感謝。
寒すぎワロエナイ
準備不足だったとはいえ、さすがに天気予報はチェックしていました。寒さが予想されるとのことで、ニット帽にダウンジャケット、ズボンの下のインナーに手袋、そして貼るタイプのカイロを4枚仕込んで行きましたが…結果は惨敗。気温は初日の観戦時間中は、最低で8℃くらいだったみたいです。特に初日は夜まで試合が有ったので、ガタガタ震えながらの観戦🥶となりました。
今まで春の熊谷(すごく暑い!)しかセブンズの大会の経験がなかったのでかなりのギャップに苦しまされました。セブンズは暖かい時期に行われることが多いので、選手のコンディションが心配になるほどでした。南国から来ている選手たちは大丈夫だったのでしょうか??
優しい雰囲気のショー
日本代表戦が近くなると吉本興業所属のお笑い芸人のしんやさんとコンビのいぬのお二人が来てくれてラグビーネタをやってくれていました。
いぬのボケの有馬さんは久保修平レフリーのモノマネをしていました。分かる人がだいぶ少ないかもしれませんが、個人的にだいぶ笑いました。何もしなくても似てる。それにしてもやはり芸人さんにとってその会場ならではの営業ネタがあるっていうのはいいですね。結構ウケてるお客さんも居たように思います。お笑いで極寒の会場が心なしか温かくなりました。何よりも芸をやっている御三方に対するお客さんの聞く姿勢が良かったです。最近ラグビー歴のある芸人さんって増えている気がするけど、やはりこれもラグビー人気上昇の現れの一つなのかな。いぬのお二人のM-1グランプリ公式ページと、久保修平さんのJRFUでの過去記事が有るので興味のある方は画像をご確認ください。
いぬのお二人はM-1グランプリの予選にこの日の3日後出て敗れたそうです。やはり極寒の野外の大阪で半袖短パンでの仕事は体にこたえたのだろうか…。個人的には久保修平レフリーモノマネをTVで観られるのを夢見ていますが…。頑張ってもらいたいものです。
強かった日本代表
だいぶ本題から離れました。ここから日本代表の話題です。まずは男子の韓国戦を観戦しました。当たり負けする様なシチュエーションはあまり無く、結果は34–0と完封勝利。だいぶ差がつきました。もう少し怖い相手だと思っていましたが。その次は女子の試合で、タイと対戦。タイは近年成長が著しいですが、こちらも最後には19–0と完封勝利。スタンド近くに行って女子選手とハイタッチできたのが嬉しかったです。
タイ代表と言えば、太陽生命セブンズシリーズ(日本国内の女子セブンズの大会)に出ているとてつもなく脚の速い選手がいたのですが、今回は出ていなかった様。調べたら、ナナイロプリズム福岡のジラワン・チュトラクンと言う選手でした。アジアシリーズで日本はこの選手に手を焼かされていた印象だったのですが、日本から見たら助かった形だったのかもしれません。ジラワン・チュトラクン選手のプロフィールページはこちら。坊主頭で颯爽と走りまくります。
ハイライトはこちら
その後の男子の3戦目中国戦ではフィジカルに優る相手にラインブレイクを何度も許す形となりました。選手達も懸命に戦っていましたが結果は14–21で敗戦。中国はオリンピック競技になるとものすごい強化をするみたいです。セブンズがオリンピックに入って7年。その間の進化は目覚ましいです。単純に人口が日本の8〜9倍くらいは居ますからね。同じ程度の普及率でも選手層の厚みも8倍と言うことになります。大柄な選手が多くて、今後まだまだ強くなりそう…。でも次の試合ではリベンジして欲しいものですね。日本も敵陣でのインゴールノックオンが有って、その後失トライしましたので、それさえ無ければ試合結果は違っていたのではと思えます。そのくらい、絶望的に勝てない相手という感じはしませんでしたし、次に期待です。
僅差負けで、これで決勝トーナメントに行けない?!と焦りましたが中国が韓国に負けていた事が日本にはプラスに働いて、1位通過となりました。僕と同じように不安になった人たちはたくさんいたみたいで、日本代表ファンと思われる人たちが会場のスコアボードに試合後たくさん集まっていました。
なお、ハイライトにはインゴールノックオンのシーンは有りません。これが試合の流れを大きく変えた感が有るので重要なシーンだったんだけどね。
帝塚山は凄い&まっすぐホテル🏨へ
ラグビー観戦一色で大阪観光らしいシーンは一切無い大阪旅行。まっすぐスタジアムからホテルに向かうことにしました。その道中、帝塚山という住宅街を通りました。お屋敷が凄い。すんごい巨大な門、外側に棘が飛び出た柵、ずらりと並ぶ高級車…。大袈裟でなく、10億円は超えそうな屋敷をいくつも見た気がします。ラグビーと関係ないけど、結構印象に残りましたね。翌日乗ったタクシーの運転手さんに、高級住宅街だよと教えてもらいました。タクシーとか使わず歩いて移動して良かった。帝塚山の人はお家も大きいし長居で色んなスポーツが観られて良いね!👍
チェーン店と思しきうどん屋さんで簡単に食事を済ませ、ホテルに向かいました。とにかく寒すぎて何か余計なことをする気も起きず、ホテルに着いたらそのまま眠ってしまいました。観ている方も結構疲れる、それがセブンズなのでした。
この記事はここまでです。2日目はノックアウトトーナメント、また記事にします!!
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